まるがばろの群長の家に来た時は、体重が1.9Kgしかない超チビ助でした。こんなチビ助、本当にラブなんだろうか疑ってしまうくらいチビでした。
しかも、パルボウイルスという病原菌を持っていて、家に来てすぐ病気になってしまいごはんも食べられず、チビがさらにやせて本当に痛々しかったです。
どうぶつ病院の先生に「パルボは恐ろしい病気です。助かるかはこの子の生命力だけです。」と言われ、こんなチビ助にそんな恐ろしい病気と戦えるだけの体力があるだろうかと思うと、体中の力が一度に抜けたような感じがしました。でも、どうぶつ病院の先生が休み(5月の連休に入ってしまったのです)を返上して治療してくれました。おかげですっかり元気になりチビ助の名前を返上するがごとくどんどん成長しました。先生の力添えがなければまるはこの世にもういなかったかも知れません。本当に先生ありがとうございました。
そして今度はまるがきた年の暮れのとある日突然、左足を引きずって歩くようになってました。またまたばろの群長は狼狽しました。ひょっとしたらこれはあの悪名高き股関節形成不全という障害ではないかと考えたからです・・・・
いてもたってもいられず会社をサボッてまたまた動物病院の先生の所に連れて行きました。レントゲンの台の上で人の気の知らず暴れまくり3人がかりで押さえつけ、人間達は息をゼーゼーきらしながらやっとレントゲン撮影しました。で診察してもらったところ亜脱臼とのことでした。少しだけ安心。でもまるは左足をテーピングして1ヶ月過す事になりました。
年は明けて1月は中旬、まるはテーピングも取れて晴れて他のお犬様と公園でかけっこができるようになりました・・・・が、みんなと一緒に走れません。明らかに後足のけりが弱く、どんどん離されてしまいます。ちょっとショックでした。たぶんまるも・・・・
足を握ってみると左右で全然太さが違います。まあその内、同じ太さになるだろうと軽く考えていたのですが、1ヶ月経っても、2ヶ月経っても、3ヶ月経っても・・・・あいかわらずです。(足の遅いのも・・・・)そこでまたまた動物病院の先生に相談です。先生の言われるにはやはり鍛えるしかないとの事でした。特に山登りなんかいいですよ、との事です。
と、気が付けば(別に気が付かなくても・・・・)季節は春になっていました。そこでばろの群長はむかし好きだった山歩きを再び始める事としました。幸い、ばろの群長とまるの家は木曽谷の中です(平たく言えばイナカというやつです)。右を向いても左を向いても山ばかり、こうしてまるの山犬の修行が始まりました。まあ、どちらかというと鈍ったばろの群長を鍛えなおしているような感じに最近はなっていますが、まるも最近はだいぶ足の太さも均等になってきました。そして最近はすっかり山に目覚めてしまったまるなのです。(今日のわんこ風になってしまった・・・・)